第3期予選時の、#14奈々魚掘(るるるぶ☆どっぐちゃん)への投票です(3票)。
タイトルを初読時、「ななぎょぼり」と読み、その語感にたまげる。読了後に意味が分かり腰が砕けそうになる。
個人的には嫌いなタイトルだが、ここまで両極端な気分を感じたタイトルは、考えるとそうはない。良し悪しは個人的なものだと考え、選ぶ基準から外した。
「ポテトチップス」というガジェットとその使い方が巧い。一般的なモノがその人には違うように感じる話に「箪笥(半村良)」があるが、同様の分からない人には分からないというもどかしさと怖さを感じた。
「うふふふふ」という表現の愛らしさが際だっているために、読後感は柔らかいが、実際はホラーな話だ。主人公が共感して幸せを感じ、それを世に広めるわけだが、その根底にある「何に幸せを感じたか」を考えると話が暗転する。
絶妙な作品だと思う。
<久遠>
参照用リンク: #date20021104-100338
描かれた世界、文章表現、人物の魅力、どれをとっても一番だと思います。反抗という言葉がRockという言葉と同義だった時代を彷彿とさせていながら、今が描写されていて、その種の洋楽や洋画好きには、非常に共感できました。
参照用リンク: #date20021103-215316
奈々の最後から二つ目のセリフにちょっとドッキリ
他の作品読んでて、筋肉少女帯を思い出していたせいか
最後の2行は大槻ケンジの声で読んでしまった。
(「いくぢなし」の終わりライクに)
参照用リンク: #date20021031-233514