投票参照

第29期決勝時の、#16ミイ君(るるるぶ☆どっぐちゃん)への投票です(4票)。

2005年1月22日 20時51分47秒

2.楽園
「花」とか「死にます」とかで『夢十夜』を思い出しました。このワードでるるるぶさんを思い浮かべた方が予選票者の中にいらっしゃっいましたが、るるるぶさんだと少なくとも『夢十夜』風にはならないでしょう。その違いはすっぽりと丁寧に白木の箱に収まっているか否かだと思います。ええこの作品はそれはもうすっぽりと収まっています。細い線で細部まで綺麗に描かれた絵のようでもあります。文句なしです。でもここから先は好みの問題になってしまうんでしょうね。

15.静寂を聴く
割と太い線で書かれている絵のようで、どちらかというとこちらの方が好みであったりします。ただし、「どうして音が聞こえないの」「何故ドラを鳴らさなくてはいけないの」という疑問が残ったままで消化不良を起こしている部分が多く、自然点数が辛くなるという、まあそんなわけです。(「何故少女がいきなり死ぬの」とか「猫がどうして歌えるの」とか他の2作品にもあるのですが、話の展開的にあまり気にならないのです)

16.ミイ君
浅野さんの絵が笑えました。いやそれはちょっと違う話ですが。この方の作品にしては珍しく絵画チックではありませんね。どちらかというと安っぽいテレビドラマのような印象を受けます。オチがつくとそれはそれで居心地がいいのか悪いのか分かりませんが、安さ大好きの私は好きです。とりあえず『ネコ独特の前ノリ感』で吹き出しました。

参照用リンク: #date20050122-205147

2005年1月22日 9時24分5秒

どんどん、にゃー!
http://juji.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs.cgi?724;3

参照用リンク: #date20050122-092405

2005年1月21日 21時39分53秒

 つい忙しさに取り紛れて参加作品すべては読めなかったのだが、予選を通った三作は、どれもそれぞれに印象に残るよい作品だったと思う。
 中でも、『ミイ君』はなんだか身につまされて切なかった。人が小説を書くなどという芸は、猫が歌を歌うというくらいの離れ業ではないかしらんと最近ではどこかでちらちら思う。それでも「ジャニスのように、歌いたい。」で頑張るのだけれども、人も猫も才能がないとやはり駄目である。
 それはまあ勝手な思い入れとして、ミイ君がとつぜん人語を話し出す辺りも、急に切り替わっているのにしっくり行っていて不思議によかった。
 『楽園』も、イメージがなかなか鮮烈だった。少女が自らの棺の中に自分を封じ込めた時に、それを含む部屋ぜんたいが棺となって話者を閉じ込めたという結びも、納得がいく。
 この話者と少女との関係はよくわからず、何とて突然こんな事になるのかまったくわからないのだが、なぜか読ませる。文章表現が的確だからだと思う。
 『静寂を聴く』は、文章もたしかだし、独自の世界の設定に手柄がある。ただ予選票にもあった通り、その設定の説明が足りないように思う。要するに主人公のしている仕事は、世の中にあふれる音を特大の銅鑼の音で消すというものなのだろうが、それも繰り返して読まなければわからなかった。
 「音を聞くことのできないこの場所で、音を体験できないかという試み」というのが具体的にはいかなるものであったのか等、もう少し分量を増やして自由に書ける題材ではないだろうか。

参照用リンク: #date20050121-213953

2005年1月13日 23時1分58秒

短編っていいな!と思いました。

参照用リンク: #date20050113-230158


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