第280期予選時の、#3十二支の島(三浦)への投票です(1票)。
鼠に兎、鶏すら渡れた川をどうして猫は渡れなかったのか、煌びやかな出立ちの男に順序を付けられることがそれらの動物にどのような利益をもたらすのか、いろいろと謎は深いのですが、お正月だし、このような作品も悪くないと思いました。
『苗字』は、”営業先で一発で苗字を覚えてもらえる”は営業職として充分な利益だと思います。また、過剰に話題となると厄介ごとにも巻き込まれやすくなります。著名人とは赤の他人のふりをしておいた方が無難でしょうね。
『エニシ』は、子供に優しい存在はありがたいものだとは思いますが、その出現過程が子供にとってのかなりの重大な過失によるのはちょっと可哀想でした。子供の絵が現実化する話は『ウルトラマン』の”恐怖の宇宙線”のガヴァドンがよく知られていますが、小泉八雲の『影』所蔵の”衝立の乙女”や落語の”抜け雀”なども現実と絵の行き来が味わいをもたらす名作ですね。ですので、字数にも余裕があることでしたし、絵と現実の関わり合いについてもうちょっと書き込みがあれば、本作も味わいが変わってきたと思います。
『ずっと、このままで』は今どきの若者の、過剰に人目を気にする様、”いいね”は嬉しいけど知り合いに知られるのは怖い、という様子が描かれているのは分かりましたが、それでどうなのか、というのは分かりませんでした。また、スマホで読みやすい幅で過剰な改行があるのは、さすがに読みにくく感じました。無理に改行を入れなくても、今どきのスマホなら自動改行してくれると思います。
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