第273期予選時の、#2現代アート(蘇泉)への投票です(3票)。
AI革命を通して、文明や社会とは「現代アート」ではないかとの視点にたどり着いた、という展開は面白い。
現在のAIについては、それによっていくら便利になったとしても、逆に新しい仕事が増えたり、新しい問題や悩みが増えたりするだけかな、とも思うが。
参照用リンク: #date20250625-181008
地の文と台詞のほとんどが説明として構成されている作品ですが、語り手の友人である「彼」が話す内容はいかにも居酒屋で語られるような内容で、それがまず読者を楽しませます。
そこにさらに語り手が、地の文、つまり頭の中で「彼の言うことは、馬鹿げているようで、どこか本質を突いている気がした。」「――それが人間なのかもしれない。」などと合いの手を入れるので、余計に楽しくなってきます。
そして最後に、だいぶ酔いが回ってると思われる二人は、そういう状態の人間が陥りがちである、何かものすごい発見をしたような感じで物語を締め括るのです。
(三浦)
参照用リンク: #date20250614-123003
「なんか格好いいこと言ってるぅ」と斜に構えて読ませる、そこまで工夫されているように感じました。ティラノサウルスとトリケラトプスの生死を賭けた戦いも現代アートだったのかもしれませんね。
参照用リンク: #date20250613-123421