投票参照

第261期予選時の、#4ローリング・ストーン(三浦)への投票です(2票)。

2024年6月27日 21時48分39秒

俯瞰で捉える味気なさと、蝉に仮託した俳句による物語世界との、対比とも言えない対比が面白い。視点を変えると世界は違って見えるというのは、ある種の真実であると同時に、限界も感じさせる。

参照用リンク: #date20240627-214839

2024年6月17日 19時41分17秒

「ただ反復するだけの日常」とは、人生にとってネガティブなものか、またはポジティブに捉える可能性のあるものかという問いを提示する作品だろうか。
俳句には、特別なことなど何もない「日常」を切り取ったようなものが多く、それこそが俳句の真骨頂と評されることが多いかもしれない(それだけではない要素もあるとは思うが)。
しかし現代を生きる凡人にとっての「ただ反復するだけの日常」は、ただのダメな人生でしかないし、俳句的教養をどれだけ学ぼうとしても会得できない高尚なものかもしれない。
現代の、特に都市部に住んでいる人間には、石に止まった蝉の声(日常の尊さを知る感覚)と、都会にあふれる喧騒(ただストレスになるだけの何か)を聞き分けることなど不可能に近いだろう。
そういう皮肉を込めた作品なのかなと思った。

参照用リンク: #date20240617-194117


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