投票参照

第255期決勝時の、#2存在が雑(テックスロー)への投票です(1票)。

2024年1月6日 22時58分37秒

#2 「存在が雑」を推薦します

最後の1行のリフレインが作品を芸術側へ寄せてしまい、乗り越えられない人もいるのではないか?私は迷った末に、切迫感や自我の演出と受け止めて作品の重要な部品のひとつと受け入れた。

私たちは、私たちが脳内に作った存在を雑に扱っていませんか?こういう問いかけは、私は好ましいですね。作家の内省って、ここまで鋭くやって初めて作品になりますよね。


#3 労働仲間

形式好。作者好。話普通。

#4 恋と妖精とスチールウール

スチールウールを燃やすときれいで、焼け残ったスチールウールは輝きを持たない。
でも焼け残ったスチールウールは燃やす前より少しだけ重くなっていて、それは空気中に漂っていた酸素が鉄と結びついたからで…
こうした不思議な事象とその蘊蓄が、恋、あるいは、妖精と、相性がいい気がする。
幻想的な題目を、雑に直接的に扱う、この是非をどう判断したらいいのか?
悩んだ結果選ばなかった。

#5 君は小悪魔

読みながら迷う。
小悪魔的な女の子に見せていたものが、本当の悪魔でしたーという展開なのだが、その悪魔の姿を想像しなおした時にあまり変化がない。幼女(冷たい生体)か、人形か。異形の者ではなさそう。視覚的なトリックは少ない。
タイトルと「これで僕より年上なんて」で、早めに幼女っぽい者=悪魔を予想してしまうので、驚きもない。
悪魔から三つの願いを叶えてやろうと言われた時に、その悪魔を自分の膝に呼び、抱きしめて、このまま時が止まってしまえばいいと目を閉じて動かない、という心理状態になるだろうか?この答えがあるかどうか、探して迷ってしまった。主人公の所作や心境への納得感があった方が、作品がまとまるのではないか。

参照用リンク: #date20240106-225837


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