投票参照

第25期予選時の、#29拾捨(くわず)への投票です(3票)。

2004年9月4日 1時25分5秒

見ず知らずの他人の心情を穿ってみせ、またその自覚もある割には、『私は気圧されたように直立し』と自分のことを他人事のように語ってみせる。初めに『妻が〜余計な世話を焼いた』と一言述べておいて、それ以降の『妻』という文字に鬱陶しさを込めている。他のところで奇異に感じられる描写もないではなかったが、技術的に面白いところがあって参考になりそうだった。

参照用リンク: #date20040904-012505

2004年9月1日 11時16分46秒

どこか、つげ義春を思わせる。これも初読で一票かなと思った。文章が好きです。

参照用リンク: #date20040901-111646

2004年8月29日 18時27分51秒

好きになれない作品群。「石を見ておもうこと」「ブレイクダウン」「夢日記」「拾捨」。
この中から「拾捨」を選びました。

「石を見ておもうこと」 やもりが石になってはいけませんが涼しそうです。
「ブレイクダウン」 感情でなく状態を一人称で語り『無機質でないけれど感情もない』のは流行?
「夢日記」 故人を偲び遺志を完結させることは、人の営みとして夢と儚いのでしょうか。
「拾捨」
 作品を貫く「私も感じているから、他人も感じるはずだ」という感覚は、論理的におかしいが人情として理解できます。こういった感情のダブルスタンダードは、アメリカ社会の全体主義部分に顕著で、極端な行動を生む(ような気がします)。日本では、感情ではなく礼という掟にすぎず、構成する社会で人が違えば、掟が違うだけです。古き良き日本らしくなくて複雑な気持ちです。

参照用リンク: #date20040829-182751


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