第247期予選時の、#5粋(朝飯抜太郎)への投票です(3票)。
今期、小説と呼べる作品は、『粋』『メマトイ』『ルーシーは赤ソーセージの夢を見るか?』の3作である。特に『ルーシーは……』が傑出しているが、ほかの2作にも独特の味わいがある。
「枠」は単なる思い付きにとどまらず、登場人物がきちんと運動し、その運動が物語の推進力となっていることに感心する。学ランの男が狼藉を働いたかと思うと、次の瞬間、実は真っ当な行いであったことが判明する。この右往左往の運動が、この小説におかしみを与える。ちょうとバスター・キートンのサイレント映画のように、運動それ自体が笑いを呼び起こすのである。
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ドローンによる〜が今どきで、それに対するのがリーゼントに学ラン、ついつい夢中になってしまうのも分かる気がしました。
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