投票参照

第245期予選時の、#11家庭教師とソラと雪(霧野楢人)への投票です(4票)。

2023年2月16日 1時3分50秒

良いと思います。雪の表現の的確さと、少女の心の感傷が、合ってます。

参照用リンク: #date20230216-010350

2023年2月14日 10時21分59秒

美しすぎるこの物語を推す方は他にも多いことでしょう。雪の中を歩く二人(?)の雪を踏む感触が、確かなものとして伝わってきます。親が隠し、また遠ざけたものはなんだったのか、いろいろ考えさせられるのも素晴らしいですね。

参照用リンク: #date20230214-102159

2023年2月14日 0時51分1秒

前回も思ったが、作者さんの書く作品もまた千字が長い。無駄がなく、すべての言葉、すべての描写が物語のために息づいているからだろう。雪のなか、「ふかふかした背中」だけで描かれる家庭教師の後ろ姿には、死んだ猫が重なって見える。その光景のなんと美しいことか。よい小説を読んだ。

参照用リンク: #date20230214-005101

2023年2月13日 17時46分29秒

大甘な感傷に辟易しないでもないけれど、これも朝飯さん同様、よくまとまっていて、きちんと一つの物語として自立している。構成力に優れ、描写に過不足がない。小説を書く修練を重ねてきた人の文章だと思う。他方、「思い出は光線となって現在と過去とを激しく往来した」というような、やや時代がかった表現が瑕疵になっているのは惜しいと思う。切って捨てたような結尾は潔く書けている。ところで、これは朝飯さんと霧野さんのお二人に言えることだけれど、「一行空け」を禁じ手にして書いてみてはどうだろうか。1000字で小説の結構を整えることは、とても難しい。そんな時、1行空けがきわめて便利な手法であることは分かるが、ちょっと安易な手段でもある。安易な手段に頼れば、おのずと小説を書く腕は鈍る。一行空けに頼らず、文章それ自体の力で、構成を整える修練を積むことは、よいトレーニングになると思う。

参照用リンク: #date20230213-174629


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