投票参照

第242期予選時の、#3記憶の向こう側(たなかなつみ)への投票です(2票)。

2022年11月29日 12時57分23秒

「おれら今から〜」のリフレインが記憶のわだかまりとして効果的に響いてくる。
文章から湧いてくる心許なさとかなんとも言えない情感が良かった。

参照用リンク: #date20221129-125723

2022年11月14日 10時30分13秒

いつまでも後を引く学校生活の思い出ですね。心理状況的には高校のような気がしますが、中学とは。中学生は壁を作っている同級生には声をかけないようにも感じますが、”かれ”からすると主人公は心が通じ合うように感じられた同級生だったのでしょうね。最後の一文が、主人公のその後の生活の不安をほのめかし、独特の余韻をもたらしているように感じさせられました。

『絶望六人組』もシュールさときれいな落としどころから推したかったのですが、今回はライバルが強力すぎました。

『薄明』はいつもながらの美しい文章で、愛妻家ぶりが惚気として伝わってきて微笑ましく感じつつも、その仕事の大変さに同情を感じましたが、故郷を離れたその場所が、故郷とどのように違う土地なのか、虫の種類を示すことで示していただければ、より臨場感が出てきたかも、と思ってしまいました。…北海道はあまり虫が鳴きませんね。

『さて、醤油麹でも漬けるか。』はさらに短い500字での挑戦を続けられていて、きれいに情報を整えて、話がまとまっているのは見事だと思います。余韻も素敵でした。ただ、他の 1000文字作品を超えるには至っていないのが残念です。

『セメゲィ』は same again でしょうか?でも”発明された言葉”だそうですし…。1960年代のヒッピー文化を彷彿とさせる作品と感じられましたが、その文化がよく分からなくって、すみません。

『一時的リカバリーモード』はリカバリーされた結果は良かったのですが、経過が分かるような分からないような。IT という略語には、情報技術の他には統合テストと核異性体転移しかなく、何かを含意したわけでもなさそうでしたし…。字数制限もあったのでしょうけど、「ふりをしてほしいです」は「ふりをしてほしいのです」の方が文脈に合っている気がしました。

『類友』は…、物語として意図したいことは分かるのですが、読みにくく、状況が把握しにくかったのが残念でした。

『離魂丸』も分かりやすいお話しではありましたが、ネタが案の定で、”〜だったらどうするの?”がそのままで、読んでいて想定を超えなかったのが残念です。

『コールドスリープ』もありがちな話で、落としどころも案の定なのが残念でした。

参照用リンク: #date20221114-103013


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