投票参照

第238期予選時の、#8ダンス・ステップ(Y.田中 崖)への投票です(4票)。

2022年7月31日 23時11分47秒

この作品も映像的、というより絵画的(絵巻や漫画など)。自分の幼かった身内が順次、
上っていった階段を追確認するような、年寄り泣かせの物語。階段を真っ直ぐ上るように、
見守り続ける労力の愛しいこと。謎の語り手の視線が切なさと幸せに満ちていて好きです。

参照用リンク: #date20220731-231147

2022年7月18日 17時56分49秒

抽象的だけど全然わかりにくくはないのが凄い。「この階段は上りだけ」というフレーズが印象に残る。親から子への愛情が優しく美しい。これは本当に良作だと思う。

参照用リンク: #date20220718-175649

2022年7月16日 23時25分32秒

「君」に対するあたたかな視線が良い。死ぬ前に撮りためたホームビデオを見返したような気分になった。終盤の色の対比が印象的。

参照用リンク: #date20220716-232532

2022年7月15日 23時7分19秒

大人の階段という単語が最初に頭に浮かんだ。それを上る娘を見守る父親の話かと思ったが、途中で「君の両親だろうか」という箇所があるので、そうではないのだと気付く。じゃあ私は誰なんだろうと思う。次に、ダンスという単語、踊るという単語から、私は君の影なのかと考えるが、影はチューブにつながれないのでこれもしっくりこない。でも、私と君とは表裏という考えは捨てきれず、君は私が病気にならなかったら生きていただろう命なんではないかと考えた。あったかもしれない未来の私と、病に侵された現実の私。そうすると自分の中ではしっくり来た。この作品のいいのは実はここからで、あったかもしれない私=君の現実感、鮮やかさと、死んでいく現実の私が、同じくらい生き生きと描かれている点がとても気に入った。踊り場を境に、赤いドレスと白装束の二人がステップを踏みながら別れていく、その対比がはっきりと頭に残った。

参照用リンク: #date20220715-230719


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