投票参照

第238期予選時の、#3高嶺ヶ原(霧野楢人)への投票です(6票)。

2022年7月31日 23時11分47秒

動きや背景を版画のように丁寧に掘り起こす、映像が見える描写。カメラの向きや角度を、
明確に意識させられる一連の流れ。語り手が語る「読む贅沢」を読み手の自分のほうこそ、
感じさせられた。後半のエピソードはそこまでベタすぎなくても。でもこれは単純な好み。

参照用リンク: #date20220731-231147

2022年7月24日 23時28分17秒

感覚や知識を総動員してリアリティを構築されていて、描写の解像度が非常に高い。作品世界の解像度の高い描写は斬新さを提供し、それだけで読み手を満たしてくれる。作者さんは自分の武器を熟知されていると思う。
本作で目を見張るのは解像度の高い地の文と、どこまでも表面しかなぞらない会話文の対比だと思う。前半の解像度を読み進めた読者は、後半のまったく踏みこまない会話の裏の関係性を、あれこれ妄想せざるを得ない。また、高嶺においてそこにはいない「高嶺の花」について語るのはなかなか面白い構図。下世話な読み手としては後輩くんが彼氏なんじゃないかと疑ってしまうが、それはないか。

参照用リンク: #date20220724-232817

2022年7月22日 10時26分59秒

大学院生の学外実習生活の様子が目に浮かびます。自然豊かな場所で心を癒やしているのがよく伝わってきました。

参照用リンク: #date20220722-102659

2022年7月18日 17時56分49秒

山の描写が美しい。

参照用リンク: #date20220718-175649

2022年7月17日 15時48分52秒

前半部が気に入って推薦。魚肉ソーセージやベビーカルパス、ノゴマ、本の頁が湿る、落石が崖錐地を転がる音などのディテールが、短い文字数の中に詰め込まれて、山の上の世界に一人居る青年がよく見える。
後半部は、うつろな読書のうちに、保科が遣わした下界からの使者と交わした会話の回想が挟まれている。青年の恋心がまだ消えていないことが仄めかされる。私は、この二十そこそこの青年の恋心と心の内について、後半の文字数では書き足りていないのではないかと疑っている。

参照用リンク: #date20220717-154852

2022年7月16日 8時1分40秒

内容云々より、千文字をきっちり使い切ったなという印象。
バランスよく彩りよく詰められたお弁当を開けたときに「わぁ」と小さく声を上げるような、そんな出会いだった。

参照用リンク: #date20220716-080140


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