投票参照

第237期予選時の、#1訃報(蘇泉)への投票です(4票)。

2022年6月27日 8時24分22秒

1回目は気にならなかったのに、再読すると、語尾や助詞等に多少リズムを阻害するところがある。でも、「情報社会だもんね。」とかは、子気味良くて好き。
最期の言葉が印象に残るけれど、それは、訃報を出してまで自分自身の評価?(残したもの)を確認したいという気持ちの地続きのものか、それよりももっと純粋な、少しだけせいこさんの気持ちを軽くするような、少しだけ世の中をよくするようなものなのか、後者であってほしいなと思う。

参照用リンク: #date20220627-082422

2022年6月20日 17時26分47秒

一度はせいこさんに返事を書かないと決め、薬を飲んだ後に思い直して、やっぱり覚えていると伝えるように指示する。この揺らぎに人間らしさがあり、面白さになっていると思う。

郵送でしょうか。訃報を読んだ人が書く手紙の文面としては、「私のこと、まだ覚えているでしょうか」よりは、第三者宛の手紙にふさわしい質問の方が自然ではあると思います。「彼は私のこと、何か言っていましたか?」など。しかしこの林さん宛の質問の方が、林さんの最後の台詞はロマンチックになりますね。

参照用リンク: #date20220620-172647

2022年6月16日 12時53分6秒

投稿作の中で、お話として特にまとまっていると感じました。
林さんの淡々とした態度が良いですね。
訃報を見た人の反応を見たいという感情は、自分を悲しんでくれる人がいますようにというある種の承認欲求のようにも思われますが、林さんの動機は単に興味にあったのでしょう。
だからこそ、せいこさんに会おうとしなかった。しかし、最終的に覚えてたことを伝えてと思い直したところには林さんの人間味が垣間見れます。
また、この林さんの去り方はより強い印象を彼女に残すでしょう。そういった勝手な部分に、過去の二人の関係性も感じられ、話の終り方としても味のあるものになっていると思います。(小山離反)

参照用リンク: #date20220616-125306

2022年6月16日 10時45分14秒

今期は人生の幸福を、死を含む様々な形で再考する作品が集まりました。本作はその中で、一番読みやすかったように感じました。せいこさんがコメントを寄せてくれて林さんは幸せに最期を迎えられたようですね。…三年前に亡くなった奥さんのことを思い出してあげて欲しいようにも思いました。

参照用リンク: #date20220616-104514


編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp