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第236期予選時の、#2怒りの壺(朝飯抜太郎)への投票です(3票)。

2022年5月17日 10時3分14秒

12万2000円に消費税、大金を消費して収めることができたはずの壺でも結局は彼の怒りは収まりませんでした。乗り込んでぶん殴る前に当事者の話も聞きましょうよ。ヤカンに同様の怒りや愚痴をぶちまける話を読んだこともあり、お安くてお勧めです。いえ、それでも怒りが収まらない時に割って鬱憤を晴らせるよう、1000円くらいの壺を買うのも良さそうですね。

『食パン』は、そんな少女の目撃談があるなら、少女と曲がり角で偶然衝突する出会いがあると期待したのですね。…実は私、本当に食パンを咥えて町を走ったことがあります。もう地下鉄にギリギリで。残念ながら女子高生でもなく、誰かと角で当たることもありませんでしたが。

『明日の帰り、飲みに行きませんか?』には素敵な未来を願わずにいられませんでした。でも、再会が一昨年前では時間が掛かりすぎているような。

『魔女の血筋』は、必要性に駆られなければ、苦しい修行をわざわざすることが難しいことが伝わってきました。伝統の維持には間口を広くする工夫が必要ですね。

『ストップ・ウォー・イン・ザ・クローゼット』は漫才の掛け合いを模していて楽しく読めました。末尾をどう捉えたらいいか、悩ましく感じられるのも作者の工夫なのでしょう。

『ダイアローグ』は、女性が初対面の人と話すのに緊張していて、慌てながら何とか場を持たそうとしていますね。男性はそれを分からず、全然違うことを考えていて、そのすれ違いに「ああ、よくあるなぁ」と感じさせられました。秋田を前面に押し出すのか、不特定の光景とするのか、バランスが今ひとつに感じられたのが残念です。

『続きゆく』は、他の方の評にもあったように“生命讃歌”なのでしょうね。この作者の以前の作品とは異なり、本作は素直で読みやすく感じました。

参照用リンク: #date20220517-100314

2022年5月16日 7時46分20秒

怒りを吐き出すだけで心が軽くなるのであれば、その金額は高くないのではとも思った。
でも、冷静さが暴力の正当性を強化するだけに働いたのであれば、その帰結は悲劇ですね。
壺が綺麗に割れたところから、また新しい道程。最後の静けさの余韻がよかったです。

参照用リンク: #date20220516-074620

2022年5月14日 10時1分11秒

怒りの書き方が上手。36秒の怒り。最後の終わり方もいいな。怒りは二次感情といわれるので、いろいろため込んでいたんだな。追い込まれていたんだな。悲しい。怒りを適切に解消できなくて、壺に入れてもそれが消えないのが悲しい。

参照用リンク: #date20220514-100111


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