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第235期決勝時の、#3二月十四日(吟硝子)への投票です(3票)。

2022年5月8日 11時36分28秒

【二月十四日】
初めは死別した夫婦の女性目線の物語のように感じたが、
「あのひと」も「わたし」も彼や彼女などの性別を表すような表現はされておらず、
異性間・同性間どちらの解釈でも受け取れる作品だと感じた。
また、「手を合わせた」とあるため少し強引な解釈であるかもしれないが
わたしが亡くなっていると決定づける表現もされていないのではないかと思え、
短編作品としてしっかり完結させてありながらも
読み返せば読み返す程この二人の関係性を想像することができる作品だと思った。

【そういうこと】
口調等から初めは男性同士の話なのかと感じたが、
こちらも性別を決定づける表現はされておらず男女間の関係でも成り立つ話なのかなと思った。
『距離を置いてみたら気分が変わる』
『毎日見てはウジウジしてる』
『見ない方がいい』
と言われてからのヤツの行動や、
語り手の「どういうこと?」に対して作品名の「そういうこと」が皮肉めいていて
この後の二人の関係がどうなっていくのか続きが気になる作品だと思った。
部屋の描写だけ同棲しているような描写が多かったが
後半で「部屋に寄ったら玄関に鍵がかかっていた」とあったりしたため
隣室で入り浸れるような関係性なのか?とも解釈でき
ひとつひとつの言い回しなどは素敵だったがやや分かりにくいように思えた。


どの作品も素敵でしたが、
個人的には上記2作品が読みやすくも想像力をかきたてられて面白い作品だと思いました。

参照用リンク: #date20220508-113628

2022年5月7日 22時56分58秒

バレンタインデーがそんなに大きな意味を持たないのがつつましくて交換が持てる。一昔前に比べてパートナーにチョコを贈る風習も廃れてきていて、物語にバレンタインデーが登場してもそれほど引っ張られないのがいい。

参照用リンク: #date20220507-225658

2022年5月5日 15時22分29秒

今回はこの作品がピカイチでした。他に何も言いようがありません。

『電子海』も良かったのですが、運び屋と取り立て屋の関係が今ひとつ分かり辛かったのが残念でした。作り手はあの部屋を、出ようと思ったら出られたのでしょうか?

『あと6センチの夜』も面白かったのですが、ややまとまりを欠くように感じられたのが残念でした。6センチが語り手と先輩の身長差なら女性は背が高すぎますし、あんな闊達な先輩が殺されるほどの悪意を抱かれることにも、その悪意を殺されるまで気づけないことにも、やや違和感を覚えました。

参照用リンク: #date20220505-152229


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