第230期予選時の、#9土星の周りには寿司が廻っている(朝飯抜太郎)への投票です(4票)。
なんとなく、勢いで読ませる文章で、特に内容なはいのだけれど最後まで読んでしまう。
リズムがいいというか、何というか……。
でも、最後の部分はよく分からなかったので、んん?という気持ちになってしまい不満感が残る。
参照用リンク: #date20211119-181249
>予想通り、近くの回転寿司屋の待合には家族連れが一組と、一人の女性がいるだけだった。
の意味が最初分からなかったけど、その辺で寿司が食べられるようになったので、寿司屋に閑古鳥が鳴いてるということだろうか。じゃあなんで主人公は時計板の寿司を食べなかったのだろう。という点は疑問は疑問だが、まあサーモンサーモンサーモンと、よくもまあいけしゃあしゃあと5回もサーモン繰り返して、なんとなくエロい気がするし、ふっといアナゴとかもまあそう読めなくもないし、たぶんこれは読む私の頭にいかん変換機能がついてるだけなんだろうと思いますが、
>「これって……もしかして、サーモン?」
>彼女は赤くなって俯いてから、少し上目遣いで僕に聞く。
>「だめ、かな?」
まあ確信犯と違いますかね。
参照用リンク: #date20211117-215902
内容よりタイトルの方が面白い。土星の周りで廻る寿司の話を読みたかったのに、男女のありふれた恋話だったので悲しい。世界に天変地異が起きても案外変わらない人間の営みを経験してる人がいる時代なので共感されるかもしれない。今期の#6「ウサギ人間」よりはこっちの方がむしろコロナ感覚がある。「ウサギ人間」は奇抜な二つのアイデアをつなぎ物語の形にするためにコロナ禍の概念を用いたような気がする。
最後のサーモンの皿は、ケーキの上に廻ってたのがサーモンだったから食べてしまって空き皿になっているということだと思う。
今期の他の作品より明るくわかりやすいのでこれを推します。
参照用リンク: #date20211117-184557
最終盤の
>感想!って……あれ、一つ、寿司のない皿がある……。「これって……もしかして、サーモン?」
がよく分からなかったのが残念ですが、土星の回りにも原子核の回りにも、時計の上でもホールケーキの上でも寿司がくるくる回っているのはとてもシュールで、それに絡んだ男女の出会いが初々しくて好印象を持ちました。
参照用リンク: #date20211116-103112