第229期予選時の、#4おはようみそ汁(いぶき)への投票です(4票)。
大きな事件が起こるわけではない日常譚。すごく優しい話で、
水本さんが作るみそ汁と一緒に、自分のお腹にもすとんと落ちてくるあたたかさを感じた。
冒頭段落と三段落目の細かく丁寧な描写が心地良い。穏やかで慕わしい日常風景がよいと思いました。
参照用リンク: #date20211026-044207
単純に題材が好みで、音にフォーカスを当てた表現がよい。少しのシーンしかないのに長く感じられるのは、描写を積み重ねた効果によるものだろうか。
反面、文が冗長な傾向があって、例えば冒頭の二文と途中の「明確に思い出せないけれど〜」あたりは読んでいて気になった。
参照用リンク: #date20211025-191434
それが誰であれ、三度の食事を作ってくれる存在はありがたい。
水本さん(男性)が何者で、なぜ主人公(男性)と一緒に住んでいるのかは全く分からなかったが、これが女性や恋人だったりしたら、ただの甘い生活を描いたものになってしまうことを考えると、同性を登場させたのは、物語のポイントを絞るという意味で絶妙だな思った。
参照用リンク: #date20211017-173523
水本さんは”彼”と呼ばれているので男性でしょうけど、それなら一人称が“俺”であろうとも、主人公は女性と考えても悪くなく、いえ、男性同士のシェアハウスも最近は増えていると聞きますし…。不思議な感じが楽しげでした。体内のカルシウム量の維持のためにも太陽を浴びることはお勧めします。
『父親の背すじ』、3歳児を母親から引き離しての一泊旅行、ギャンブラーですね。そう、背筋を伸ばすのは大切なことだと思います。
『琴の音』はこれで終わるのはもったいなかったです。焦点を前半か後半か、どちらかに絞って膨らませてほしかったですね。
『スナック・オア・ドリンク?』は、背を向けてオーラで周囲を包み込めるのはかなりの力、油断させたところで放つエナジードレインでしょうか?表情や愛嬌、会話の相性などに、現代日本人に一般的な美醜の感覚を超えたものを異性に感じることはよくあることと思いますが、そのあたりの配慮が感じられなかったのが残念です。
参照用リンク: #date20211014-143948