第222期予選時の、#9妖精グッバイ(euReka)への投票です(6票)。
妖精も妖精駆除者も語り手も、みな少しずつ、その言葉から想像する存在とはずれがあり、
そのずれが是正されないまま話が淡々と進んでいくのがいいです。異界の者とは、
本来わかりあえないものですね。妖精の最後の言葉がとても示唆的でよかったです。
参照用リンク: #date20210331-230900
タイトルが興味を引き、ふたたび再読、ふたたび、既読したような、気持ちになる。 同様作品が確かあった。(ここに、、、)
テーマは新しい、の、かもしれない。
参照用リンク: #date20210325-232621
妖精がPCに住み込んで重くなる、そして出てくる駆除業者、という発想がすごいな、と思います。描かれる世界観は可愛らしく、でもリアルな感じがします。
参照用リンク: #date20210321-143028
メルヘン、アニメチックなトーンの本文の中で「みるみる顔が紫色になって、悲鳴を上げ始めた」の部分が浮いていて笑ってしまった。笑った後で、自分の残酷な側面、嗜虐性に気付かされてぞっとした。話が通じない人とか、ちょっと独特な世界観を持つ人が半ば揶揄するような形で、不思議ちゃん、妖精、と呼ばれることがあるけど、そういった言葉でくるまれた可愛らしい人やものが、別に苦しんでいるのを見て喜ぶわけではないけど、なんか作ってたキャラが壊れることで笑っちゃうみたいな。言い訳がましいけど、創作だからこういう楽しみ方は許されるのかなと思った。こんなことを考えてしまうのはもう、妖精の、この作品のとりこです。
参照用リンク: #date20210319-092805
妖精の無邪気な様子が微笑ましかったです。…深読みすると、妖精の青ざめる様子に耐えられない心優しい人のコンピューターに妖精を送り込み、半額の駆除料金をせしめる商売と考えられなくもありませんが、素直に、そんなに大ごとでもない異世界交流を楽しむので良いと思います。
参照用リンク: #date20210316-130145