第221期予選時の、#5世にしたがへば、身くるし。(shichuan)への投票です(4票)。
小説家になろう<私も投稿したい。 先輩にエール。
1割8分打者と、感じる。 プロ野球二軍かな? 見掛けは立派。
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表題および締めの文は『方丈記』のものなのですね。相対する言葉は「衣食足りて礼節を知る」なのでしょうか?余裕があれば人目を気にすることも減るのでしょう。世の侘しさを感じさせられました。
『企業天使』はその融資がどのようなものかが説明し切れていなかったように感じます。プロットは良かったと思うだけに残念です。
『ナイショだよ?』は、金属による心の防御を晒すことすらできないまま”いい子”を演じている友達を哀れに感じました。いえ、そういう人が演じる“完璧さ”には脆さが垣間見えるものなのですが…。彼女の腕を“私”が掴んだその先をこそ読みたかったです。
『守る勢力と、殺す勢力』は前半盛り上がっただけに、オチの落差を生み出した“理由”が今ひとつだったのが残念でした。
『むぎちょこ』はSFっぽくて面白かったので、もう一段掘り下げた話が読みたいと思いました。
『走れ、ケンジとなっちゃん』は前半の切迫感がスカされた感じがしました。死を覚悟したときにげらげら笑える女性の強さをもっと深く描いて欲しかったと思いました。
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「老婆の幼子への無関心は、正しく他の乗客と同じであった」の一文にはっとした。人が社会的動物なんていうのは、嘘ではないかという気持ちにさせられた。机上の論理や、助け合いなどといった言葉をかき消すような尿の臭いと、娘のぐずり。
最後の父親の小さなため息は、苦しむ「身」のうめき。老婆の思い出と、記憶と、目の前の炊き出しと見舞金への時間的焦りは、老婆がまだ狂っていない証拠で、それだけ包み込む「世」の大きさを感じる。やるせない話だけど、悲壮感を感じないのは、読者である自分が世にすでに従ってしまっているということだろうか。
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