第219期予選時の、#4湖西線に乗って(千春)への投票です(2票)。
お話の主人公は仕事をがんばってきた人なのだと思います。電車で車窓を見ながら、あるいは演劇を見て、気づきを得た。仕事から離れて一見無意味に見える時間が人にとって大切だということ、その時間をうまく活用すれば世界が広がっていく可能性にあふれているということ、「替えが利かないのは時間だけ。あとは時間を投入し正しく努力すれば実現できることばっかり。」という印象的な文とともに、感じるところがありました。
小説を読んだり書いたりすることもそんな気付きを与えてくれる時間だと思います。家庭と仕事ばかりの窮屈な日々の中でも、良い時間を大切にしていきたいものです。
参照用リンク: #date20201219-175436
琵琶湖線だと、響きが悪いし、そもそも琵琶湖が見えないので、
湖西線というチョイスは非常にいいと思った。実は湖西線は乗ったことが
ないのだが、Youtubeで作品とちょうど同じ車窓風景を見ることができた。
本当に便利な世の中だ。志賀から近江舞子くらいの車窓がよかった。
取り留めないことを考えるにはうってつけの時間と景色だと思った。
移動時間というのは、動いているから、どの空間にも位置を
占めていないし、時間もただ動くことに費やされているので、
かちっとした時間と空間から解き放たれているのだと思った。
だからこそ、自分の立ち位置なんかが客観的に考えられるのだとも思った。
参照用リンク: #date20201218-223214