第218期予選時の、#2すき(テックスロー)への投票です(2票)。
薄情そうな青い傘の下、カラスが濡れるのを見ていた彼女の薄い唇。
この一行までワープする宇宙旅行、 ここまで確かにあっても良い作品。 おもしろい。 うちゅう(話の空間)はひろいなぁ。。。
参照用リンク: #date20201118-133438
ある俳句の先生に、弟子が「先生は短歌はやらないのですか」と聞いた現場に居合わせたことがあり、先生が「恋でもしてないと31音は長すぎるな」とお答えになった。この作品もそういうところに狙いがあるように思われる。若者の恋の苛烈さみたいなところに。
ただ私がいいと思ったのは、レーダーチャートのパラメータの数値であって、それがあまりにも地に足のついた描写のために、他の全ての口づけ描写が虚構になってしまったように感じた。その対比が面白く思われたので投票するのだが、作者の狙いと多分違うだろうな、と恐る恐る投票する感じになります。
参照用リンク: #date20201116-195142