第215期決勝時の、#12カバネマイ(志菩龍彦)への投票です(3票)。
予選投票でも指摘したが、最後が少し分かりにくいし、他に書きようがあったんじゃないかと思う。あるいは、最後にまた「黒い何か」を登場させるのはやめたほうがよかったかもしれない(ちょっとしつこい感じになってしまうから)。
しかし、主人公の漠然とした不安を、妖のような不思議で不確かなもので表現している点は悪くないし、どこか薄暗い感じの雰囲気も良かった。
参照用リンク: #date20200908-144335
(決勝です。念のため。)
ケモミミカフェと迷いましたが、カバネマイに投票します。
悲しい話です。ただ、ファンタジーというか、カバネマイが舞うダークで幻想的な世界が、悲しさを引き立てつつ、心に深く入っていくような印象でした。
ケモミミはシュールで何かエグくて、ショートショートとしては高い完成度なのではないかと思います。ただ、先に挙げた作品と比べると、カラーが全然違うので、ということもありますが、心に響くのは先の方かなあと思いました。
警察庁…については、たぶんシリーズとして続くのを意識しているのでは、と推測しますが、あくまでもこれが一作品と考えるなら、正直、最初の警察庁のくだりと後半が全く無関係でつながらず、作品として不成立であろうと思ってしまいました。
参照用リンク: #date20200907-210410
先頭行が「現在は第215期予選の投票を募集しています。」となっていて、決勝の投票を躊躇していましたが、投票なさっている方もおられたので、”決勝の”投票として『カバネマイ』を推します。住職の不躾な物言い、それに対するぶっきらぼうな対応、その後も思わせぶりな、それでいて答えを与えない文章が続き、考え込むほどに惹きつけられてしまいました。
『ケモミミカフェ』もシュールさが良かったですね。客の依頼に応えるということは料金が発生する、というのが現実的で、納得させられると共にやるせなさも感じさせてくれました。
『警察庁広域捜査課01』は美しい恋物語ではありますが、緊迫した場面で家族や恋人を思い出す登場人物は、往々にして本人か思い出した人に死亡フラグが立ちがちで、哀れに感じてしまいました。考え過ぎなら良いのですが…。
参照用リンク: #date20200907-125203