第212期予選時の、#2ポスト兵馬俑(きえたたかはし)への投票です(5票)。
収集癖らしき様子と手紙を出す行為のふたつの角度から男の姿を追うことができて面白い。
生きたポストは手元で並べた時点で死んでしまう。寄付された蔵書も同じでしょうか。
たった一冊の寄贈本が男と「私」とをつなぐ便りにもなっているのが心憎いと思いました。
参照用リンク: #date20200531-133828
この方の作品は、センスやユーモアを感じで好き。
抗議文を投函した理由が、そんな可愛いものだったとは…。と寄付主のギャップにほっこりした。
随所に、いいなぁ、とツボな箇所が散りばめられてる。
ただ、最後寄付主を引っ越しさせなくても…と個人的には思った。大事なポストがなくなったからといって、引っ越しするかなぁと。(引っ越しのタイミングがたまたま取り壊しのタイミングだっただけなのかもしれないが)
参照用リンク: #date20200528-191706
ポストの林立するさまが兵馬俑に見えるというのは、確かにそうかもと思いました。この場合登場するのは、角ばったあのポストではなく、一昔前の丸形ポストであることが兵馬俑という言葉で一瞬で光景として浮かびます。
参照用リンク: #date20200515-215257
この老人の気持ちはまったくわからないのだが、わかりたいと興味を抱かせるキャラ造形がよかった。
兵馬俑のようだというのだから、やはり円筒形の丸形鉄製ポストなんだろうか。最近見ないので懐かしい。
参照用リンク: #date20200513-215628
身につまされる気がしました。人間らしいなぁって思いました。
『初恋』は前作『永遠の絆』の違う視点の物語でしょうか?美しい物語とは思いますが、状況が把握し切れなかったのが残念です。
『風待ち鶏』も情景が美しく描かれていますが、雰囲気先行で状況が理解し切れないのが残念でした。
『裏通りの目薬』は提示したい筋は理解できましたが、最初と最後がちぐはぐに感じました。
『スマートタタリ』はホラーとして、完成度では今回一番だったのかもしれませんが、現在の世間の状況の中、できるだけ明るくしようという意気込みが感じられる作品群の中で、ちょっと違和感を覚えてしまいました。選ばなかった理由がそんなのでごめんなさい。
参照用リンク: #date20200513-124253