第210期予選時の、#8Rebellion(えぬじぃ)への投票です(4票)。
人ってまさに「物語」の中で生きています。それによって生きていける人も確かにいて、この作品で描いているようにそれは救いだし、未来へつながるものだと思います。一方人が「物語」だ、所詮、人生は解釈なんだ、とされるのはちょっと怖いことです。私たち人間にはそもそも絶対的な意味なんてない、ということに気づかされる訳ですので。色々と考えさせられる作品でした。
参照用リンク: #date20200331-072656
現実を「物語化」する「物語」と、作品として結実する「物語」とは異なるのか。
そもそも「物語」とは自然発生的なもので、そのふたつに分けることに無理があるのか。
どんな「物語」も現実と完全に分かたれはしないとか。「物語」論は難しくて楽しい。
参照用リンク: #date20200331-005245
人を慰めるための物語は、心の拠り所になるという優しい物語でしたね。すとん、と胸に落ちる温かいお話でした。
参照用リンク: #date20200329-224724
人や過去を解釈する行為はとても暴力的で残酷だと改めて思った。強盗に殺された女は自分の子供と三千四百人とを天秤にかけて幸せだと判断するのはなぜだろう。酒の男は百人以上の貧民の子に押しつぶされて酒を飲んで束の間頭がぼやけるあの感じを亡き者にしてしまうのだろうか。
膨大な数の未来は可能性、その分だけ物語がある。網の目のような未来と物語をかいくぐって生きていくことは果たしてできるのだろうか。
参照用リンク: #date20200319-224732