投票参照

第208期決勝時の、#4カーピス将軍(ハンドタオル)への投票です(2票)。

2020年2月7日 13時15分27秒

面白かった。酷な展開の物語とユーモラスな語り口というのは、相性がとてもいい。
初っ端からひとつひとつ、ありえないエピソードが重ねられていくのだけど、
無責任に興じながら、現実の似姿かとふと我に返る。よかったです。

参照用リンク: #date20200207-131527

2020年2月2日 9時52分0秒

「惑星ナイーブ」が短歌的な作品であるとするならば、「カーピス将軍」は俳句寄りの作品だろう。カーピス将軍をカーピス将軍たらしめる要素を1000字で書き尽くそうとしている。物語としては「始まりの物語」の方が据わりがいいのかもしれない。「カーピス将軍」のオチが物語として落ちているかどうかは私は自信はない。「カーピス将軍」はむしろこれからカーピス将軍や兵卒たちの物語が始まりそうな予感があり、短編として完結しているのかどうかはよくわからない。
しかし「始まりの物語」の主人公イグイが最後の2行で実在性を失い、物語の始まりってどんな感じなのかなーと考えた誰かの空想上の人物に成ってしまうような気がする一方で、カーピス将軍は最後の一行まで語り手の日常に生きている感じがした。この実在感を無視できないので私は「カーピス将軍」に投票する。

参照用リンク: #date20200202-095200


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