第2期予選時の、#7美しい髪(三浦)への投票です(2票)。
結末はちょっと甘いような気がするが、ベアトリ・ベック並みのダークメルヘンで、申し分ない作品。グリム、アンデルセンなどの「残酷と幸福」というメルヘンの1スタイルを見事に踏襲している。
「分相応」「分をわきまえる」という教訓の処理の仕方が秀逸。
<久遠>
参照用リンク: #date20021004-004108
ここで「髪」とは何かの象徴なのだろうと考えられる。ちょっと今うまく言えないけれども。
今回もっとも字数の少ない作品であったが、省略の効いた象徴性と、独特の強さを持つ文章だと思った。ただ最後の〆方など危うく独り合点になる危険もあったかも知れない。
参照用リンク: #date20021001-192026