第2期予選時の、#14ちゃろ坊(川島ケイ)への投票です(6票)。
どこのだれともわからない一日だけの「友だち」の思い出は、いつも遊んでいた連中とはまた別に、やけにこころに深く刻まれているものである。「ちゃろ坊」のように、ふしぎな存在として鮮烈な印象を残す。主人公の年齢がわからないが、たぶん彼よりだいぶ年上だろうと仮定したうえで、「ちゃろ坊」は、そういう思い出のなかの印象的な存在の象徴として、主人公の前に現われたのだと思った。なつかしい思いがしてホロリときた。
参照用リンク: #date20021004-065802
「ちゃろ坊」との情景が目に浮かんだ。
「秋冷(海坂他人さん)」と同様「日常の中に投げ込まれた一石の波紋」に影響される「私」の話だが、甲乙つけがたく面白かった。
「秋冷」ではなく「ちゃろ坊」を選んだのは、思考線が無く、一気に読めたため。「秋冷」が思考線を使っているから、という理由ではない。空行や記号を乱発している作品が多い中で、「秋冷」での使い方は適切であり、作者は日本語での表現をよく知っていると思う。
そのように考えても、無い方が読みやすかった。選んだのは好みの差でしかない。
<久遠>
参照用リンク: #date20021004-004108
こちらのちっこいのもなかなか不憫なヤツ。
昔、どうせ猫なんか借家では飼えないのに、空き地の捨て猫を不用意にかわいがってしまいなつかれて困った。何度ダンボール箱にもどしてもついて来るのでそこら中を走り回って子猫をまき、家に逃げ帰った。 夕ごはんを食べてからすこし心配になってのぞきに行ったら、車に轢かれてぺちゃんこになっていた。あの時は自分が猫を殺したと感じて、3日ぐらい泣いていたなぁ……。と、いう事でこれも次席。
参照用リンク: #date20020923-093744
子供らしさがよく表現されていた。予定調和的で波乱こそないが、
ごはん3杯イケそうなくらい素材が良かった。
参照用リンク: #date20020922-015851
残念ながら今回は消去法による投票、などと書いておいて投票されても嬉しくないだろうが、どうしても第一回参戦作品という色のついた眼鏡で第二回参戦作品を見てしまい、次々に候補作品を消去していってしまったらこれが残った。
この作品に関しては、「ちゃろ坊」というネーミングの勝利だね、と。
参照用リンク: #date20020920-124853