第190期決勝時の、#5雨ニモマケヌ(岩西 健治)への投票です(1票)。
生や死は哲学的に考えるとキリがないというか、答えがなかなか出ないものだと思うのだが、この作品では、そうした生や死の意味を問うのではなく、ただひたすら生や死の出来事を並べることで何かを表現しようとしている。それは、われわれはただ生や死を眺めることしかできず、その意味を知ることは出来ないということかもしれないし、あるいは、意味を知ること以前に、われわれ自身が生や死そのものなのだということかもしれない。
この作品は、完成度は高いとは言えないが、小説で書くべきこと(人生においてどうにもならないこと)を書いて、それを乗り越えようとしているような気がする。(euReka)
参照用リンク: #date20180805-000019