第19期決勝時の、#6怪獣になって空を飛ぶことについて(蟹)への投票です(4票)。
はじめに読んだときは奇妙な力のある小説だなあと思い引きつけられるものを感じていたのですが、投票時の心具合か体調のせいか、結局投票するには至りませんでした。あらためてじっくり読み返してみると、いろいろとアラは目立つものの、やはり魅力的な小説なのだと思います。減点法ではなく加点法にて、こちらに投票します。
参照用リンク: #date20040321-114008
うまい。トボけ具合が抜群によかった。ここで言うトボけ具合とは、おちゃらけのことではなくて、「怪獣になりたい」という荒唐無稽でシャレに走りがちなモチーフを十分に制御し、かつそれを感じさせず、ぬけぬけと物語ってみせた、という自然体のパフォーマンスに対する賛辞である。オチも良かった。きっちりとまとまっているし、掌編としてたいへんに良くできていると思う。
参照用リンク: #date20040319-230632