第189期決勝時の、#9テラリウム(塩むすび)への投票です(1票)。
再度読んでみて、やはり分かりにくい部分が多くてひっかかるし、言葉が足りないなと思った。喩えれば、本人だけが分かる言葉で書かれたメモを読まされているような感じ。それはそれで、どんな意味なのだろうと想像する楽しさもあるのかもしれないが、作品としての完成度は低くなってしまう。作品というのは、誰かに読ませるために書くものなのだから、意味が伝わるように書くことが前提になるはずである。
ただし、この作品のテーマである「皮」のイメージには魅力を感じる。世界と自分の間にある何かを「皮」としてイメージし、さらに人間自身も誰かにとっての「皮」になってしまうというイメージの飛躍が面白いし、深くて複雑なものがある。
でも、だからこそ、そのイメージに言葉や文章がついて行ってないという印象になってしまう。(euReka)
参照用リンク: #date20180703-225420