第185期予選時の、#8ぼたんゆき(宇加谷 研一郎)への投票です(2票)。
みそ汁を食べ物としてでなく飲み物として供して、飲んでいる。我々が知る味噌汁とは別のものだろうか。黙って味噌汁を飲むといっても、熱いだろうに、ずずずという音はしないのだろうか。しているとしたら、なんかとたんに生活臭が立ち上る。コーヒーじゃだめだったのだろうかと思って読み返すと、なんかコーヒーでも行ける気がする。コーヒーより透明感のある、暖かいが生活臭のしない「飲み物」としてひらがなのみそ汁を道具として使っているのであれば、成功していると思う。
最後みそ汁を与えるのではないのだな。味しないもんな。赤味噌でごりごりのナメコ汁でも出したら、その匂いと味で結婚の自覚なんかも出てくるんではないか、とこれは勝手な想像。(テックスロー)
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読んでいて自然に話に入っていけるところ。作者の意図が透けないというのはけっこう重要な気がする。あとは「結婚するの」からの動きがよかった。
70〜80年代を感じる。彼女はきっと携帯電話を持っていない。
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