投票参照

第182期決勝時の、#9ディナ(三浦)への投票です(3票)。

2017年12月8日 20時7分49秒

神話というものは、出来あがったときにはそれ自身として意味を有するものであり、やがて世代が変わるにつれて原初の意味を失ってしまう。後世の人びとは、その神話のなかに、現代でも分かち合える意味を読みとろうとするが、すでに「原初の意味」とは異なる別の意味を付随させたものとして、それは読まれざるをえない。それがニンゲンの限界であり、興味深いところである。
というようなことを考えながら読みました。それぞれの細部に意味があるものとして読むもよし、ただ繰り返される語りを単純に受けとって、これは何らかの神話であり、細部まで理解できなくてもよいものだと思いながら読むもよし。どちらにせよ、再読するのが楽しい作品だと思いました。

参照用リンク: #date20171208-200749

2017年12月8日 2時23分14秒

運命を繰り返した主人公はその果てに首を落とされるという筋をもつ作品です。
作中では、繰り返す運命の微妙な変化はそれそのものが描写となり、描写は物語を語り、言葉の韻はその変化に影響を与えていきます。
同じ数字の重なりは不吉な出来事の予兆となり、主人公の運命とリンクします。
徹底して受動的に描かれた主人公によって、これらの描写が際立っていると感じました。
こう書き連ねていると、なんだか映画の感想のように思えてしまいますね。
ちなみに読んでいる最中、頭の中で創世戦隊ジュウレンジャーのルベンレッドというようなキャラクターに置き換えてほくそ笑んでました。
とても面白く読ませていただきました。ありがとうございます。

参照用リンク: #date20171208-022314

2017年12月1日 23時26分54秒

掲示板の全感想でも書いたが、この作品は繰り返しの面白さを表現したものであり、その思惑は成功していると思う。統一感を持たせつつ変化を加えるという絶妙なバランスが配慮されており、おそらくそのおかげで、読んでいると心地よさを感じる。
それから、岩西さんが指摘していた「イスラエルの12部族」については、それを知らなくても繰り返しの面白さは感じられると思う。しかし、知った上で読んだらどんな感想になるのかということも少し興味がある(euReka)

参照用リンク: #date20171201-232654


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