第181期予選時の、#7江口君のこと(テックスロー)への投票です(4票)。
一見しつこいような言葉の繰り返しであるが、最後まで読むとそれは必然的なものかとも思わされる。良い意味での一貫性もある作品。
参照用リンク: #date20171031-235713
主人公の行き場のない感情に共感できました。小中学校の頃、こういう子いましたね。リアルさが良かったです。
参照用リンク: #date20171027-225209
クラスにいた、ちょっと癖のある子が、ああ、やっぱりね、と思わせるどこか腑に落ちた感じ、江口が捕まったことは直接、樫村に害は及ぼさないが、納得がいってしまった樫村の、それでも、考えさせられた時間の消失は消えることはない。そのような心の動き、考えさせられてしまったことへの感情を表さないことで樫村は自身の消失に決着をつけようとするが、それは、きっと、消えることはなく、何かの折りに「ぐっとこねー」と共に万引きした樫村のことを思い起こすのであろう。そして、消失は、たぶん、ほぼ、永遠に繰り返される。
参照用リンク: #date20171016-222531