第179期予選時の、#6四郎(岩西 健治)への投票です(2票)。
話の内容やオチは好みが分かれ易いだろうが、昔話風の構成は個人的に引きつけられた。教訓が無い訳ではないし、話としての纏まりはあった。(三倉 夕季)
参照用リンク: #date20170831-113535
記号化ブーム?
理不尽なことばかり押し付けられているにも関わらず、文句も言わずただ状況を受け入れていくという、主人公の異常な愚直さに惹きつけられるものがある。しかし主人公の愚直さはどこか異常であるため、その愚直さを単なる同情や共感で片づけることもできない。そしてこの作品は昔話風の話になっているが、よくある昔話のようにどこかに話が落ち着くわけではなく、主人公の異常さ(過剰さ)がどんどん際立っていくという展開になっている。その趣旨は理解できるのだが、結局最後まで主人公は記号化の世界に囚われたままになっている感じがして、そこがちょっと腑に落ちない。記号化はあくまでも表現の手段であって、目的ではないと思うからだ。この作品は、物語を記号化することが目的になってしまっているように見える。(euReka)
参照用リンク: #date20170829-221758