第178期決勝時の、#91992年の伊勢丹ロックウェル(宇加谷 研一郎)への投票です(1票)。
ダジャレは「おやじギャグ」とも言うし、歳を取ってしまったことを暗示するためのものだろうと思う。そしてダジャレには、言葉の意味を一瞬だけ破壊して、物事をリセットするような効果もある(だから言われたほうは面食らってしまう)。
さらにカエルは、若い頃に抱いていた純粋さや誠実さを表しているものだと思うが、単に「若い頃を思い出せ」といったメッセージだけでなく、おやじギャグであるダジャレを連発することで、「歳を取ってしまったこともちゃんと認めろ」というメッセージも同時に伝えようとしているのではないか。そしてダジャレの持つ「意味の破壊」が、新しい人生を見つけろというメッセージにもなっているように思える。
この作品が優れているのは、そういったメッセージを、ダジャレやカエルのような暗示によって表現している点だと思う。メッセージというのは、直接的に表現しようとすると野暮になってしまうので。(eureka)
参照用リンク: #date20170802-230507