第176期決勝時の、#1遠い過去に存在したはずの街について(たなかなつみ)への投票です(2票)。
予選で票を投じた2作品はどちらも隔たりと静けさが感じられるのが好みだった。何もなくなってしまうことは収まりがいいようで、無理に収拾をつけているようにも見える。削除しつくしたのちでも削除しきれないものがほしい、それがこの語りだとするならばやや弱い気もする。書き手の迷いや移り気は読み手にそれとなくわかるもので、作者さんの姿勢と文体が一貫していてよいと思った。
参照用リンク: #date20170607-014254