第171期予選時の、#6冷蔵庫(qbc)への投票です(6票)。
言葉の分かち書きが、童話っぽくも読め、また、集められたモノの断片にも読め、
ああ、この話はこの書き方でなくてはならなかったのだなと、
最後まで読んで腑に落ちた気がしました。
つぶすこととうめることとの違いについて、少し考えさせられたりなど。
参照用リンク: #date20161231-202823
前半は、ある人たちの奇妙な行動、そして後半は、その結果残された品々を押し付けられた人たち、という構成。さらに前半と後半の物語をつないでいる存在が、タイトルにもなっている「冷蔵庫」。まるでその「冷蔵庫」だけが、何も言わず、冷静な視点から物語を眺めているかのように思えた。
参照用リンク: #date20161230-204235
語り手の義理の兄が、それでも少し尊重されているようなところが面白いと思いました。
フォークナーの「響きと怒り」が読みたくなりました。
参照用リンク: #date20161227-194134
『ドア』と迷ったけどより気持ち悪い(誉めてる)ほうを選んだ。河中さんと衣笠さん、語り手の母親と姉も気持ち悪いんだけど語り手が一番こわい。登場人物の気持ち悪さはあくまでもストーリーであって、これが普通の文体で書かれていたら平気で傍観できる。でもこの文体は読者を引っ張る。ざらりとした何か得たいの知れないものを掴ませる。
参照用リンク: #date20161223-215329
前作からの変容。で、どうなることかと思ったが、軌道は安定してきているようである。最初に思ったのは、読むよりも言葉に出した方が作品が生きるということ。wisの声で聞きたい。
軽やかな作品で、評価どうのこうのはナンセンスでもある。だから、難しい。一定の評価は付けるが、これが絶対という、確固たる評価は見出だせない。入れる。入れない。花ビラ占いで決める。相対的にこの作品を選びました。
参照用リンク: #date20161222-210355