第169期決勝時の、#12何もない時に何が起きるのか(qbc)への投票です(2票)。
「ダンサーの夜明け」はやはり、どうも文体が好きになれない。
「石碑」の「そのスマートフォン」の「その」が気になり出している。
なら「何もない時に何が起きるのか」がとてつもなくいいのかというとそうでもない。でも安定していると思う。
今期は「女装男子」推しだったので、その次に推した「何もない時に何が起きるのか」に票を入れる。
参照用リンク: #date20161104-205058
「僕にとって夜は夜でしかない。」――この一文が物語のポイントじゃないかと思う。求められていることに対する、主人公のあきらめと開き直り、そして「彼女」から「年上」への乗り換えが、さりげない文章で表現されている。
しかし最後の方で、その“あきらめと開き直り”が、馬鹿な世間に対する蔑みに変わってしまったのは好きになれない。せめて軽い皮肉程度に抑えておくべきだったのでは。(euReka)
参照用リンク: #date20161102-125304