第168期予選時の、#14彼に幸あれ(宇加谷 研一郎)への投票です(3票)。
「読む」ことと「理解する」ことは必ずしも同じではない、ということは確かにあるなと思う。「理解する」ことをそっちのけで「読む」ことに快感を覚えるのは本末転倒なことではあるが、改めて考えると面白い現象でもある。
この作品は、そういった「読む」ことと「理解する」ことのズレを、物語の中でうまく展開させていると思う。(euReka)
参照用リンク: #date20160930-204110
シミの発想の面白さ。
こちらのアンテナが鈍いせいもあるだろうが、今期は本当にひっかかってこなくて、その中で唯一発見があったのがこの作品だった。
参照用リンク: #date20160929-211155
最初の二段落の展開はよくある話の序章かと思われましたが、その先がすごい。
「シミ」を読みとるという興味深い行動へと展開するのも面白いのですが、
そこに差し挟んであるマルクスのエピソードに、なるほどと思わされました。
参照用リンク: #date20160926-200820