第162期決勝時の、#9女の子は泣きながらドーナッツを食べる(なゆら)への投票です(1票)。
決勝投票のために、もう一度4作品を読み直した。
色物のなかだと「街」は弱く感じる。「当然である」がわからなくて、「おっくう」への流れが強引に感じられた。
「卓くんとの再会」は、ふたつ、「年上だ」のところと「早川に助けてもらった」のところがわからなくて、早川さんの話はいいけれど、「年上だ」のところはどうして年上なのか、説明がほしい。百字残っている。
「女の子は〜」は発想で勝る。実際には、括弧内に含まれていくのは、地の文が先で、すべてがキャラクターの内の声ではない。地の文が、自分の口から「勝手に」発せられるもんだから、キャラクターは悪ノリして、発する言葉の中に、自分の本心を紛れ込ませていく。すると素敵な世界が待っていた。
参照用リンク: #date20160402-154127