第16期予選時の、#3白昼夢(南)への投票です(3票)。
よい。こちらは技術というより自由さがある。形式的には破綻しているというかまあ小説ではない。ではないがそれがどうしたというのだ? 破格というよりそもそも枠組みという概念から自由な精神が気持ちよく羽ばたいている。
参照用リンク: #date20031208-021001
読んでいて、漱石の「夢十夜」を思いました。とても好きな空気。ただ、『そうだね、時間はどこにあるんだろう/自由だった流れの、一端の』は、もしかしたら無くてもいいかも。あるいは流れの中に溶けこませてしまうか。ここだけ説明っぽく感じてしまうような。あくまで個人的好みですけれど。読み終えたあと、哀しげな唄が聞こえてくるような気がしました。
参照用リンク: #date20031206-152445
作品たちの中で「白昼夢」の匂いとでも言うべき感覚がとても自然に強く感じ取れたのでこの作品に票を投じます。
参照用リンク: #date20031130-031617