第153期決勝時の、#15この言葉はあなたに読めますか?(qbc)への投票です(3票)。
つまり政治に無関心な人々の立場から世の中を眺めるという趣向か。
語り手である「私」は一定の意見を持っているように振舞っているけれども、結局はその現象の外に居るだけで、たいして何も意見を持っていないという感じがする。まるで動物園の動物でも観察しているような感じだ。
これでいいのかなという気もするが、作者なりの鋭い視点に1票入れる。
参照用リンク: #date20150707-225209
いや、もういっそ自分の中では「なし」でもいいかな、って思ったんですが、なしってわざわざ投票する意味があるのか?と思って、やっぱりそれはなしなんだろうな、と思い至ったので、この作品に。
大概行きつく先は同じだったりするものですが、他の3つはなんかどこかで読んだことがあるような感じのものだったので。
後は、やっぱりタイトルから連想される内容、というか、印象でしょうか。
タイトル見ても、どんな話だったか思い出せない、ってのは論外ですよね。
参照用リンク: #date20150707-223528
ハウ・トウー・ボーーン
小説を読むという話が朗読にすりかわってしまうおふざけの軽快さ。身も蓋もない話だが、1000文字ではこの軽快さを味わいつくせない。
カフカフ
後半が駆け足である。寓話はテンポを乱してはならない。
この言葉はあなたに読めますか?
よく踊っている。今期注目に値するものはこの一作だけだった。
リヴァーオブサンド
ガイドならば何百回と語ってきたかのように語らなければならないのではないか。
参照用リンク: #date20150702-224126