第15期決勝時の、#16総菜屋の猫(戦場ガ原蛇足ノ助)への投票です(5票)。
「大瑕瑾」とどちらにしようか迷った。
面白いのは正直「大瑕瑾」だと思うが、内輪ネタ。
こっちのほうが何も知らない人が見てもわかる作品だということで
参照用リンク: #date20031122-220821
キッチリと物語を作ったということを評価。商店街がすたれていく様子や人間模様は削られているが、猫を定点に用いたスポットライト効果により、寂寥と優しさがよく醸し出されている。猫の視点に語り手の思いが溶かし込まれている。いたずらにシュールに走ることなく、「語る」という王道を見せてくれた。
参照用リンク: #date20031122-020524
後半少し急ぎすぎな気がしないでもないですが今期はこれで決まりな感じ。投票し忘れる前にポチっと投票。
参照用リンク: #date20031113-132032
今回決勝にあがってきたのは自分的にもベストスリー。
「大瑕瑾」は、内輪ネタといえばそうなんだけど、だけどこの面白さはやっぱり作品のちからなんだと思う。外部の人も途中まで読んでてわかんないかな、瑕瑾って人が(どんな人か知らんが)ネタになってるっぽいな、って。
で、総菜屋の猫。これはすごくよかった。作者は前にも似たような手触りのものを書いてた気がするけど、こっちのほうが小説としてありありと感じられる。最後の一文は気になるけど、よかった。
「スクリーマーズ」。るるるぶ☆どっぐちゃんさんの作品は以前は夜なのか、昼なのか、太陽が出ているのか、月が出ているのか、が、読んでるほうの頭のなかに背景として浮かぶような、色付きが多かったように思う。人物もデフォルメされたように感じる。と個人的に思う最近の作品のなかでは一番好きなかんじ。
と、それぞれ良かったなかで、ベストワンは総菜屋の猫でした。
参照用リンク: #date20031113-001740
他の二点と比べたらこれ。などという消極的な理由ではいけないかもしれませんが・・・。宜しくお願いします。
参照用リンク: #date20031109-164200