第149期予選時の、#19辿り着けない金星(皆本)への投票です(2票)。
辿り着けない金星に歩く主人公に共感できた。辿り着けないと自分でも分かっていても、諦めることができない何かは誰にでもあると思う。
私は「三つ編み一つ」を、自分では辿り着けない目標を目指すことを諦めることができない、割り切れない何かだと思ってこの小説を読みました。
いっそ、そんなセンチメンタルな気持ちは鉄板で黒焦げにしてしまった方が良いのでしょうけど、それができない。日々生活に追われる毎日で、片手間で辿り着けない場所をどうして目指しているんだろう。
辿り着けない場所を目指そうと思う気持ちは、心底眠そうな欠伸をしているくらいでちょうどよいのかも知れない。目が血走りながら、金星へと急げと私に鞭打つような三つ編みでは、ちょっと困る。
参照用リンク: #date20150228-224529
不思議な印象のする話。三つ編み一つがどうしようもなく可愛いです。
三つ編み一つの正座とか指先とか、どうなっているんだろう。
月や金星、ランプや鉄板などの灯りや色が物語の空気をつくっているように思います。
参照用リンク: #date20150228-191411