第148期決勝時の、#14盛者必衰(kyoko)への投票です(3票)。
前半の仰々しい描写から、種明かしのなんていうことない日常描写へのギャップが心に残りました。面白く読みました。
参照用リンク: #date20150203-075711
「愛していると描かせてほしい」
「この子は女の子の一生分の幸せを捨てて、絵のために生まれてきたんですよ!」が力強かった。母親が嫉妬しているのが不思議だった。語りもうまいのだけど。
「ひじき」
会話の語尾など、ちょっと好みじゃない。
発展性のない話に八海宵一さんの「冬が溶けるとき」を思い出した。
「盛者必衰」
こちらも語りがうまいからオチ以前から楽しめた。オチものにしないで、伝記もののようにしてもよかったと思う、というか、そういうのも読んでみたくなった。四行で解説できることだったのかと、意外に思った。
エジプトとかの王様かなと思ってたのに、バイキンだったってのは、嫌だな。そのギャップが印象的だった。
「愛していると描かせてほしい」と「盛者必衰」で迷う。
共感、物語の中に入り込めた、作品に対して読みながら懐疑的にならなかったという理由で「盛者必衰」に投票します。(白熊)
参照用リンク: #date20150203-003506