第147期予選時の、#19タヌキの哀しき皮算用(白熊)への投票です(2票)。
読んだ印象は落語の台本を読んでいる感じを受けました。
テンポよく会話が進み、読み易かったです。
後半は1回読んだだけでは意味が解りづらかった点が残念でした。
楽しませていただきました。
参照用リンク: #date20141223-061942
「捕れぬ狸の皮算用」ってタイトルでもよかった気がする。
こういうある程度現実味のある世界設定における動物の擬人的扱いってのは好きじゃないけど、そういうのをいちいち敬遠してたら御話なんて読めないし、最後に熊と“狸”の皮ってなってるのが腑に落ちないんだけど、きちんと正当化できる可能性があるから今回は気にしない。
複数の動物たちの種を単位とした躍動に森の豊かさを感じた。語り口も皮肉なストーリーも昔話っぽくて物語の背景になじんでいる気がした。これらの雰囲気をうまく作り出せているなと思った。
参照用リンク: #date20141213-011743