投票参照

第147期決勝時の、#19タヌキの哀しき皮算用(白熊)への投票です(2票)。

2015年1月6日 21時15分53秒

「おとこらしく」
誤解が解けていく過程を彼女の立場から追えたのが面白かった。「なるほどww」の連続で楽しい。
ただ、最後の釈明で「でも〜」となっているのが残念だった。なんか「でも女じゃないから!男だから!」という開き直った言い訳に聞こえる。どうせならもっと自然に墓穴を掘ってほしいという欲求を持ってしまった。

「靴音」
自己愛からくる悲鳴がなまなましく伝わってきた。ただ、どうしても広がりに欠ける。
考えていること、感じていることはとても上手く伝わってくるのだけど、ただの独り言っぽい。
そのあとの親とのやり取りとか、夕飯の味とか、食事風景とか、読みたかったなあ。

「違う人生」
予選評に同じ

「サイコパス」
予選評に同じ

「タヌキの哀しき皮算用」
予選評に同じ

予選で選んだ作品が全部通過しちゃいました。選挙と違って一票の重みをとてもよく感じますね。その中では「タヌキの哀しき皮算用」を推します。わたくし的には一番「おかしみ」を感じて印象強かったなと。

参照用リンク: #date20150106-211553

2015年1月4日 4時5分44秒

#12 違う人生
ただ閉じていく物語。亡霊が現れるという展開は面白いが、たいした広がりもなく、ただ物語と一緒に閉じていくだけ。最初から結論ありきで、なんとなく面白そうな文章を書いているだけではないのか。私なら、その閉じた先のことを書く。

#8 おとこらしく
#12と同じで、結論ありきで書いている文章という感じがする。「いかに下らない話を真面目に語るか」といった類のフォーマット(物語の下地)の上に、面白おかしい文章を貼り付けているだけだ。もうちょっと脱線して、いろいろ試したほうが面白いんじゃないのか。

#11 靴音
不自然にはめ込まれた「にと」は、家族との関係性や、社会との繋がりの中で感じる隔たりを表現しているのだろうか。しかし、わからん奴にはわからんでいいという態度にも見える。中盤の独白には切実なものを感じるが、終盤近くの「この世界は、私には広すぎるし明るい。」のところで力尽きてしまったような感じがする。本当はそこから先を書かなきゃいけない。あと500文字余っている。

#19 タヌキの哀しき皮算用
物語の導入部に、主人公を示す主語がないので読みづらい。しかも、最近流行っているらしい「古風な文体」が中途半端に使われていて、ああ、またこの手合いかとげんなりする。しかし物語の題材や展開は悪くない。狸が熊に仇討ちをするという切実な動機を、悪賢い奴に利用された。まさに今の世の中がそうだ。「本当の敵はどこにおるのか」という言葉が悲しく響く。
(euReka)

参照用リンク: #date20150104-040544


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