投票参照

第147期決勝時の、#12違う人生(qbc)への投票です(1票)。

2015年1月4日 8時11分56秒

「違う人生」
伴侶を「妻」でなく「奥さん」とすることで距離を感じさせる。そういった言葉の使い分けも薄くなっているかもしれないが。
透けている割にわんわんと泣いて、自己主張が強い。見えるのは私だけじゃなく奥さんも、では。
「好きでもない妻」「霊が泣いている」目新しい要素でないが、組み合わせているので画一的ではない。
「玄関で」「酷な説教」は新しく、作品のアクセントになっている。
霊になるような女じゃなくて、好きじゃなくても霊になりそうにない女と結婚している。主人公の性格がよく分かる。
奥さんは自分のことを愛しているのは都合がよく、奥さんもなんとなくこの男と結婚した、というのはどうだろうかと考えた。
内容としてこういった作品が好み。

「おとこらしく」
ホモってことか。題名は伝聞の「らしい」か。
話の運びがスムーズで、よくできていると思う。

「靴音」
転機の無い物語。ケータイに書き残したような印象を受ける。
その気持ちはわかるが、物語として読ませてほしい。
詩のような独白は「二票までは入る」という経験則を持っている。
ただ、共感の二票では決勝に残らなかった。
最近は二票で決勝に残るようになった。
共感はする。競作の場で問題となるのは、その先だと思うが。

「サイコパス」
同類を殺し合うのは、確か、人やチンパンジーぐらいで、少数だとか。
言葉を持たない動物は、普通、同類を殺さない。
なんだろう。この物語は、昔生活のために売られてしまった絵画のようだと思った。
自分の物だった絵を見つけて、美術館の一枚の絵の前に、一人の老人が現れたって。(白熊)

参照用リンク: #date20150104-081156


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