第14期予選時の、#19街(曠野反次郎)への投票です(8票)。
一読目と二読目で、違う街と観察者を想像させるのに、
それでもそれぞれの情景がちゃんと浮かぶ。そして最後には、
悲惨さも哀愁もないぺしゃんという音で消えるのも、
独特の無常感があっていい。
参照用リンク: #date20031008-220622
「鴉の駅長」とどちらにしようか迷ったのですが、インパクトからこちらに。最後の一文がやはり、ずしんときます。
参照用リンク: #date20031008-144510
落とし方がどうかな、と胸の内で賛否両論あるところ。しかしそれは、そこまでがいかによくできているかということの現れでもあろうし、何よりこの作者の作品にしてはわかりやすくて、これくらいがいいな、と思ったので。
参照用リンク: #date20031008-110639
きれいにまとまっていて読みやすいし、狙ったとおりの感覚を得ることができる。できすぎた感じがしなくもないが、でも拍手したいような気分にさせられるので、素直に一票。
参照用リンク: #date20031008-002301
これはある意味しかたない。今回は、他に良い作品があるので外そうと思ったが、これはある意味しかたないと思う。箱庭的世界を作り出し、その箱庭的世界観を生かしてあのオチにつなげた。上手い云々というより、これはもうしかたないことなのだ。トンネル−踏切−地下鉄、という共通の空気を持った三部作とは違う曠野反次郎が読めてお得な作品。
参照用リンク: #date20031007-213117