第137期予選時の、#7あそこのラーメン屋(かんざしトイレ)への投票です(2票)。
ぽっと現れる「あそこのラーメン屋」というイメージ。肉付けされていく歴史。
兄の説明で構築された――つまり読者に対し提示された――物語中の根幹となるべき「あそこのラーメン屋」というシーニュ【記号】が、また別の媒介によって解体、かたりなおされていく。
誰もウソはついていないのだろう。憶測と記憶ちがいの物語としてではなく、シニフィカシオン【記号の意味作用】への信頼崩壊の物語として読みなおしたら、近所の「みそ伝」(某市内にあるラーメン屋)のからしみそラーメンを食いたくなったので、◎。
(楡)
参照用リンク: #date20140228-132919
登場人物は兄と弟と母と父だけだ。しかし必要にして十分な程、足りて居て、無駄が無くむしろこの小説に生彩を与えて居る。最後だけ出て来た「父」も外せないキャラだろう。
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